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バガンは、中央ミャンマーの乾燥地帯、エーヤワディー川の左岸に16平方マイル(約40平方キロメートル)に渡って広がる、 ミャンマーでは最も有名な歴史遺跡群です。
11~13世紀に建造され、現在までよく保存された2,200を超える建造物の全てが仏教に捧げられています。当時この地を支配した王たちは、 バガンの人々をまとめ、社会的、経済的なシステムを機能させるための基本構造を作り上げましたが、これが現在のミャンマーの基礎となっています。
彼らの指揮下、バガンは繁栄し、洗練された都市になっていきました。隣接地域からも、この繁栄を目当てに人が流入してきました。 バガンは城壁に囲まれており、仏塔や寺院はどこからでも見渡せます。こうした宗教的な建築物は、「塊の」仏塔と「空洞の」寺院で構成されています。 「塊の仏塔」は通常、頂華で飾られた、鐘のような形のドーム型をしています。球根が縦長になったようなドームは、それが非常に古い時代のものであること を示しています。より後世に建てられた仏塔は、高く、先細りの形をしています。寺院は、バガンの宗教的な建築における、もう一つの主要な存在です。
BAGAN HIGHLIGHTS
1. アーナンダ寺院(Ananda Temple)
1090年にチャンスィッター王によって建造されました。アーナンダ寺院は、初期寺院建築の最高傑作の1つです。
2. タビィニュ寺院(Thatbyinnyu Temple)
12世紀にアラウンスィードゥー王によって建造されました。66メートル以上の高さをもち、テラスからは壮大なパノラマを望むことができます。
3. グービャウッジー寺院(Gubyaukgyi Temple (Wetkyi-in)
尖塔のある、インドのブッダガヤにあるマハーボーディ寺院に似た寺院。仏伝図の壁画が有名です。
4. ティーローミンロー寺院 Htilominlo Temple
ナダウンミャー王によって1211年に建造された、バガンで最も大きな寺院の1つ。漆喰彫刻が有名です。
5. ダマヤンジー寺院 Dhammayangyi Temple
バガンでもっとも美しいレンガ建築。12世紀にナラトゥー王が建造しました。
6. シュウェズィゴン・パゴダ
アノーヤター王が建造を開始し、続くチャンスィッター王の時代に完成しました。のちのミャンマーにおけるパゴダの原型となりました。
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